お知らせ

新年ご挨拶 代表取締役 山田 淳

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

さて、昨年は日本中の国民約8割に対しワクチン接種が実施され、国内における感染者数が大幅に減少し、人の流れや経済全体に於いても少しずつ回復の兆候が見られるようになりましたが、本当の意味での安心した日常生活を取り戻すには少し時間が掛かりそうです。少し前まではWITHコロナでしたが、今後はアフターコロナやポストコロナの時代が到来すると言われております。意味を理解すると「コロナウイルスが社会に存在していることを前提として、これからどう共存していくのか」という時に使われる言葉のようです

アフターコロナの影響を受け、多くの企業で働き方が大きく変わり、リモートワークや在宅勤務は今後継続される可能性が高いと言われております。しかし課題点も少なからずあるようで、出社を減らすといったハイブリッド型ワークが主流になっていくのではないかと思われます。こういった変化に伴いビルメンテナンス業界も少人数・高効率化をどのように実現していくのかを常に意識しながら、試行錯誤していかなくてはならないと感じております。そういった意味では今の世の中の様子は、人の行き来が少ない間にAI搭載ロボットなど様々なことを試すことができる良い機会と前向きに捉えることもできます。今後到来するインバウンドでの人の流れが増えていくと改めて機会を設けるのがなかなか難しい環境になるかもしれません。いずれはと思っている方がいらっしゃれば将来的な需要を見込んでノウハウを蓄積するには良い時期かと思います。

また昨年はSDGsという言葉を多く耳にすることがございました。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標となります。その中に17の目標と169のターゲットがそれぞれ設定されており、多くの企業でも活発に取り組まれるようになりました。これをきっかけにプラスチック資源循環戦略の策定や、G20大阪サミットでの大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの提言を受け、国内でも脱プラスチックについて関心が高まってきました。身近な取り組みではエコバックの積極的な活用やポリ袋の有料化が最たるところですが、環境への負荷低減の一つとして清掃の現場で多く使用される業務用ポリ袋もバイオマス配合商品もどんどん開発されております。残念ながらまだまだ既存商品の流通が多く、普及が少ない状況ではありますが微力ながら啓蒙活動を行い、こういった環境製品の普及にはお力添えをさせて頂きたいと存じます。

こういった激しい情勢の中でさらに追い打ちをかけるように原材料の値上げや原油価格の高騰における物流コストの上昇で様々なものが相次いで値上げとなっております。私どもにとっても昨年秋頃より多くの仕入先様から商品の値上げの要請があり、大変心苦しい思いではございますが自社でのコスト削減努力では吸収できない状況となっており販売価格の改定を行わざるを得ません。こちらについては仕入先様の価格改定時期が異なる為、改めて弊社営業担当よりご説明させていただきます。また弊社としましては、単なる値上げのお願いで終わることなくお客様へ徹底したサービスの向上を考え、多角的な視点に立ってお役に立てるよう努力を積み重ねていく所存です。

最後に私の好きな言葉に「凡事徹底」という言葉がございます。平凡で当たり前のことをどこまでも突き詰めておこなうという意味です。弊社につきましても誰一人として努力を惜しまず、当たり前のことを徹底的に行くよう指導をしていきたいと思います。また凡事は徹底することで新たな「気づき」がもたらされると言われております。そのような気づきを形にして新たなサービスを提供できるよう精進して参ります。最後にはなりますが、本年も変わらぬご支援ご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

装栄株式会社

代表取締役 山田 淳