お知らせ

新年ご挨拶 代表取締役 山田淳

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

昨年は32年ぶりに円が対ドルに対して下落し一時150円を超える水準まで下がり、日本国内の多くのモノが円安による値上がりの影響を受け、苦労の多い一年となりました。とは言え、具体的な打開策を見いだせない現状から鑑みるとまだこの状況はしばらく続く可能性が高いといった状況の中、商品の値上げを余儀なくされ、多くのお客様に製品の価格転嫁についてご理解を賜りましたことを改めて御礼を申し上げます。

 

一方では昨年は多くのスポーツが明るいニュースで日本国内を大いに賑わせてくれました。未だ記憶に残っている方もいらっしゃると思いますが、WBCでの侍ジャパンの活躍は大きな感動を呼び、プレッシャーの重圧に打ち勝ち、見事に世界一の称号を勝ち得ました。その他のスポーツも2024年パリ五輪に向け、バスケットボール男子・バレーボール男子などがテレビでも放送され、自力出場を決めた瞬間には多くの選手がファンとともに喜びを分かち合い涙するシーンは感動的でありました。

 

またビジネスシーンにおいては「ChatGPT(チャットジーピーティー)」が春頃に大きな話題となりました。OpenAI社が開発した人工知能チャットボット「ChatGPT」は、2022年11月の公開後、多くのシーンで利活用が進んでおり、野村総合研究所が調査したデータによると2023年5月中旬には日本国内からのアクセス数が767万回/日に達しているそうで、米国、インドに次いで日本は3番目に多いという統計が出ております。様々な業種において活用方法の期待と用途は異なりますが、データ活用や集計、新たに何かを創り出すための準備や下地調査など、そのままでは食べられないが料理をする際の食材や下ごしらえのような感覚ではないかと個人的な主観ではありますが感じております。

 

さてコロナ禍で外出自粛を余儀なくされた2019~2020年は、フィットネスクラブやスポーツジムの売上高が大きく減少しました。しかしその後は、自宅待機やテレワークによる運動不足解消を目的としてジムに通い始めるユーザーが増加しました。そしてSNSの普及による情報発信とともに筋トレがブームになっているようです。特にインスタグラムにおいては他人から評価を受けたり、他人の筋トレの様子や結果を見て自己効力感を高めていく効果があるようです。この自己効力感は何を変えたいと思ったときに行動に移すために必要な感性だと言われております。そして今年はというと「ファスティング」がより流行し、市場が拡大するのではないかと言われております。ファスティングとは、いわゆる「断食」のこと。過酷な修業のひとつとして取り入れられていることもあり、辛くて苦しいイメージを持つ人も多いと思います。ところが近年、ファスティングブームと呼ばれるほど実践している人が増えているそうで、その理由として美容と健康に良い効果をもたらすそうです。特にSNSを中心に多くの情報が溢れ、憧れのモデルさんなどが実践している様子を見ながら、自分もこうなりたいと強い願望を持ち行動を起こすようです、しかし断食は本来危険を伴う行為となりますので注意が必要です。

 

昨年の流行語大賞は阪神・岡田監督の「アレ」でした。選手が優勝を意識しすぎず普段通りにプレーできるように「アレ」と表現していたのは皆さまもご存知かと思います。しかしビジネスシーンにおいて「アレ」という表現は曖昧で具体性がなく、ほぼ使えない言葉となります。弊社も社内外問わず、まだまだ曖昧な部分が多くあり、捉え方に大きく認識の違いが起こったりする場面がございます。今年はそのような表現をなくしていく努力を重ねていき、認識のずれが起こらないようにしっかりと指導を重ねていきたいと考えております。

 

最後になりますが、本年も皆さまと共に成長していきたいと願っております。誠実にしっかりと前を向いて進んでいきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

装栄株式会社

代表取締役社長 山田 淳